社長の独り言Vol.23
永眠
本日8月8日20時10分頃、父が永眠しました。施設の職員や看護師、デイサービスの職員にとてもよくしてもらい本人も喜んでいました。70歳代になってほとんど目がみえなくなってからの人生は、非常に不便で面白味のない生活だったと思います。子供の頃は親の虐待に耐え兼ね家出をし、施設で育ったとも聞いています。そう思うと決して幸せな人生では無かったかもしれません。認知症状が進み現実と妄想の間で日々を過ごすようになった頃からは、介護に対し抵抗したり、大きな声で文句を言ったりと、質の悪いおやじに変貌していきました。私は人格が変わっていく様を複雑な思いで見ていました。介護にあたる職員には非常に申し訳ない思いでいっぱいでした。最後は、管に繋がれたりどこかが痛むと言ったことはなく老衰のように、母に看取られながら息を引き取りました。なんという幸せな死に方でしょう。幸せな人生では無かったかもしれませんが人生の最後の締めくくりは間違いなく幸せだったと思っています。ほんとに関わってくれた職員に感謝しかないです。心からありがとう。